2、自動車用ワイパー開発支援

 当社の得意分野であり、大手自動車メーカーやTier1・Tier2との開発実績をもとに、次期型ワイパー製品の開発や、既存ワイパー製品の性能・耐久・品質課題を技術的に解決する支援サービスです

「払拭性能が安定しない」「ビビリが解決しない」「新製品の開発方法が分からない」など、技術的な課題をお持ちの際はお気軽にご相談ください。課題の切り分けから改善提案まで、専門家が実務レベルでサポートします。

◆技術支援サービス

1. ワイパーシステム開発支援
  ・反転制御ワイパー開発支援(使用環境に沿った制御仕様、評価、定数適合)

  ・必要システム剛性

  ・アーム荷重・接触圧、接触角の解析支援

  ・寒冷地等の評価支援

  ・びびり対策

  ・各種騒音測定、低騒音化

  ・特許調査・抵触回避案提案

  ・車両側の低騒音化解析方法、低騒音化の提案

2. ワイパーブレード開発支援
  ・新型ワイパーブレード開発支援 (OEM、アフターマーケット向け)

  ・構造、強度、耐環境性

  ・分布圧、接触角の解析支援

  ・寒冷地等の評価支援

  ・高速走行時のリフト抑制設計(空力形状)

  ・特許調査・抵触回避提案

3. ワイパーラバー開発支援
  ・ブレードタイプに応じた断面形状設計支援

  ・ラバー材(CR/NR/EPDM/シリコーン)の目標物性設定支援

  ・コーティング(グラファイト、フッ素系)の摩擦特性評価

  ・撥水コート面での耐びびり性改良

・BEV向け長尺ブレード専用ラバー開発の提案

 近年、テスラ社のサイバートラックを例にブレード長さが1m前後の物が市販されるようになってきています。BEV化に伴ってエンジンが無くなりボンネットフードがより低く、空力特性を良くするためにガラスの角度が寝気味となり、そのフロントガラス上部にはADASの光学センサー類が取り付けられ、その結果ワイパーで払拭するガラス面積が広くなったため、より長いブレードが必要になってきました。

 ブレードが長くなると様々な課題が生じます。一例を挙げると「ブレードの長さに比例して摩擦負荷が増大し消費電力が増える」「ブレードが長くなるとびびり振動が発生しやすくなる」「長大なブレードとその負荷を支える為の土台の強度が増し、より強力な駆動モーターが必要になる為コストが増大、また重量増に伴う車の電費の悪化」等です。ワイパーは使って居ない時は只の荷物なので軽いに越したことは有りません。

 

当社にはそれらの課題を解決するアイデアが有ります。

🔷ワイパーラバー設計の難しさ

 ワイパーラバー設計において、下の画像の3タイプのブレードの特性に応じた、最適な設計をする必要が有ります。ワイパー性能は「拭き性能」を重視するとびびり振動や異音、耐久性が犠牲となり、その逆で「びびり難さ」を重視すると肝心の拭き性能が犠牲になる等、非常に難しいバランス設計が必要になります。当社はこの複雑な設計を、独自の実験評価設備導入支援と評価技術支援で、設計に必要なデータを取得する方法、それらのデータベースを活用してシミュレーションを構築しワイパーラバー形状の最適設計(仮想設計)を行う方法などの高度な技術支援が行えます。ラバー開発には当然、ゴム材や低摩擦コーティングの目標物性値を定める必要が有りますが、これら材料選定に関しても長年の開発経験を基に提案いたします。

①トーナメントタイプブレード

特徴:分布圧が最も優れるが空力特性が劣る。

車種が変わっても共用でき汎用性に優れる。古くから存在するブレード。

②ハイブリッドタイプブレード

特徴:トーナメント式とフラット式の両方のメリットを備え、車種が変わっても共用でき汎用性に優れる。当社代表がDENSO時代に発明し、このカテゴリーを新たに開拓。Uniブレードと呼ばれます。この中では最も新しいタイプ。

③フラットタイプブレード

特徴:他のブレードと異なり、中央の一点に押し圧を加え、その圧を板バネで分散させる。一車種一様にガラス形状に合った板バネの曲率設計が必要となり、車種別専用設計で汎用性が無い。

4. 評価試験の計画立案・データ解析
  ・耐久試験(連続払拭、乾拭き、低温始動)の試験条件設計

  ・摩耗量、摩擦係数、払拭性能の経時変化データ解析

  ・気候試験(−30℃〜80℃、UV、塩水噴霧)での性能変動評価

  ・異音(ビビリ・チャタリング)の周波数解析と改善提案

  ・外部試験場との試験調整

 

5. 不具合解析(トラブルシューティング)
  ・拭き残し、ビビリ、摩耗、異音、ラバー破断などの現象解析

  ・DRBFMを用いた設計変更点のリスク分析

  ・実機分解調査、摩耗痕観察、材料分析(硬度・表面粗さ)

  ・再発防止策の技術提案(構造・材料・工程の観点から)

6、特許調査・抵触回避案提案

  ・新製品開発時の特許調査を行いレポート作成

  ・抵触回避案の提案

 

 

7. 海外サプライヤーとの技術コミュニケーション

  ・中国メーカーとの仕様調整・品質改善プロジェクトの推進

  ・技術資料・図面・試験報告書の中日英翻訳

  ・サンプル手配、物流調整、量産前の技術確認

8、技術講習会実施

   ・ワイパーラバー断面設計方法 等

◆NTCの技術支援が選ばれる理由
  ①現場で培った“実務に効く”技術知識
    単なるコンサルではなく、実際の開発・評価・量産で得た知見をもとに、再現性のある改善策を提示します。

    2025年度より国内大手自動車メーカー、海外ワイパーTire1への技術支援にて最先端の開発に取り組んでいます

  ②設計・材料・評価を横断した総合的なアプローチ
    ワイパーは単一要素では改善できません。
    構造・材料・荷重・摩擦・摩耗・流体・環境条件を総合的に見て最適解を導きます。

  ③海外メーカーとの協業に強い
    中国企業との共同開発経験が豊富で、技術翻訳から交渉まで一気通貫で対応できます。

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